建設業労働災害防止協会（以下「建災防」という。）島根県支部が主催する特別安全パトロールを令和７年10月２３日（水）に、監督機関である出雲労働基準監督署の塩尻労働基準監督官、発注機関である島根県出雲県土整備事務所の上村技術専門監にご参加いただき、主催者である建災防本部の門川安全管理士、島根県支部の品川次長、当出雲分会からは安全指導者５名ほか、総勢１１名で実施しました。

今回のパトロールは土木工事2現場、建築現場1現場を選定し、現場点検と書類審査により安全対策の実施状況などをチェックしました。

また、パトロール後には各現場代理人にも参加いただき、監督機関及び発注機関から結果講評として、次のとおり指導を受けました。

今回ご協力頂いた会員の皆様

・㈲南場工務店　…北垣地区　防安交付金（地すべり対策）工事　第5期

・岩崎建設㈲　　…青少年の家長寿命化（建築）工事

・㈲丸嘉土建　　…斐令和7年度　緊急予防治山事業（鷺浦地区1工区）渓間工事

主な良好な点・指導内容等

◆一般管理　

・バス停（生活バス）の明示がしてあることで場所が明確です。緊急時（救急車両の手配等）の対応が迅速になり大変良いです。

・RKYの記入例が事務所に大きく掲示してありました。また、安全作業の手順が写真を用いて掲示されていました

・一般通路に「音声注意」表示がありました。誰にでも伝わる対応が良かったです。

また、外国人の方にも分かるよう外国語標記もされていました。

　◆現場

・近隣住宅への配慮（防音・防護柵等）がきちんとされていました。

・足場の担当の正副をきちんと明示することで責任を持って担当することができると思います。　

・敷き鉄板は悪天候により滑りやすくなります。注意喚起の表示が必要と思われます。

また、これから冬に向かいますが、滑りによる転倒災害に注意してください。

・場内の通路・運搬経路には敷鉄板が適切に設置してあり、躓きや転倒防止の徹底されていました。

　◆重機等について

・バックホウのクレーンフックについては使用しない場合格納しておく事。格納しないまま作業をすればフックが破損し交換の必要が出てきます。

・ハシゴや脚立をきちんと固定され、災害防止に努めてください。